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米国警察による発砲事件におけるマイノリティに関するデータ可視化・分析

課題

  1. 米国警察による発砲の可能性は人種によって異なるのか?

  2. 米国警察による発砲の可能性は性別によって異なるのか?

  3. 米国警察による発砲の可能性は地域によって異なるのか?

Analysis US shootings 1

1. 米国警察による発砲の可能性は人種によって異なるのか?

グラフ01では、米国警察による発砲事件における人種比率と、米国全体の人口比率(U.S. Census Bureau:https://www.census.gov/quickfacts/fact/table/US/PST045221)が比較されている。
黒人は、人口比率に比べて2倍の割合で発砲対象となっていることが明らかである。
ヒスパニック系およびネイティブ系は、人口比率と発砲データでほぼ同じ比率となっている。白人は米国人口の60%を占めるが、この発砲データでは50%に減少している。アジア系はさらに発砲データにおいて割合が低い傾向を示している。

2. 米国警察による発砲の可能性は性別によって異なるのか?

グラフ02によれば、女性はこのデータ全体のわずか4.5%にすぎない。
グラフ03を見ると、男女間で年齢による大きな差はないものの、20〜40歳の男性がやや発砲対象となる可能性が高い傾向がみられる。

Analysis US shootings 2

3. 米国警察による発砲の可能性は地域によって異なるのか?

グラフ04では、人種ごとの地理的状況の違いが示されている。
全体としては、南部(South)で発砲件数が多い傾向があるが、ネイティブ系については西部(West)で高い発砲件数が確認されている。
また、人種を問わず、州によっては全体的に発砲件数が多い州も存在している。

minorities in
us police shootings

© 2025 by Yoshiko Kikawa

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